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お墓のまめ知識

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供養の時期

追善・年忌法要について
詳細

お墓を建てる時期
建墓の時期については、いつお墓を建てたらいいのかという決まりはありません。
中陰(35日、49日)がいいとか、百ケ日がいい、一周忌がいいなど、いろいろなことが言われています。最近の傾向では寿陵による建墓、つまり生前にお墓を建てられる方が全体の70%を占めるようになったと言われています。

墓石を建立されたら開眼供養を
開眼供養とは、<お魂入れ>や<入魂式>とも呼ばれ、墓としての意味を持たせる大事な法要です。墓石を建立されたらその墓所に仏様が埋葬されているいないに関係なく、必ずご住職にお経を唱えていただき、開眼供養をしてください。

納骨法要について
納骨の時期については、決まりはありませんが、亡くなられた後、四十九日間を中陰(この世とあの世の中間の世界)といいます。
通常忌明けの中陰を過ぎたら、退骨を納める<納骨接要>を営みます。

お彼岸のいわれ
彼岸とは彼の岸のことで、晴らかで悩みのない極楽浄土のことであり、私たちが住む煩脳で汚れた現世のことを此岸(しがん)といいます。お彼岸は春秋の年二回とされ、春分の日と秋分の日を彼岸の中日と呼び、この日をはさんだ前後七日間です。彼岸の中日は昼夜の長さが同じになる日で、太陽が真西に沈むため、仏教では西方極楽浄土を望む日とされてきました。お彼岸は千年余の伝統ある仏教行事で、古来よりご先祖様を偲び感謝する行事とされています。

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費用や権利

永代使用権とは?
“墓地を買う”ということは永代使用権を手に入れるということです。これは寺院墓地であれ、公営霊園であれ、民営霊園であれすべて同じです。墓所は宅地分譲のように土地そのものの売買でなく『永代使用承諾』という方式で扱われ、その永代使用権に対して支払われる代金を永代使用料といいます。その権利は祭祀主催者を名義人として代々受け継ぐことができます。

お墓には税金がかかるのだろうか?
お墓は買っても、相続してもすべて非課税です。墓地の所有権は霊園側にあり、永代に使用する使用権に過ぎないという考えから非課税になっています。墓地を継承した場合も同塵で、継承者は使用権を相続するだけなので相続税はかかりません。

お墓の継承
子孫(子供)がいない場合、お墓の継承は一般的には血縁者であれば継ぐことができます。墓地を求めたら、霊園名や場所(区画)を継承者に伝える事も大切です。

建墓にかかる費用
建墓にはかなりの費用がかかります。お墓に用いる石材にはかなりの価格差があり、上級材になると3倍ぐらいの ひらきがあると言われています。ただお墓はご遺族の経済力のあかしではありません。ご先祖様がこころよく安眠 される場所をおつくりもることが大切なのです。お墓の規模にこだわるよりも、建墓をされたあとご家族の方々が 追慕供養のこころを保ちつづけることのほうが大切なのです。まず建墓の時期を決め、その日を目標にしてご遺族 の経済力に見合った建墓をなさるのが最善の方法だと思います。

墓地が不要になったら墓地の譲渡は出来るのですか?
お墓を誰かに譲渡することはできません。使用者がお墓に対してもつ権利とは、所有権ではなく永代使用権に過ぎないからです。墓地を勝手に処分することは一切禁止されています。また他の墓地を手に入れたり、改葬したりして墓地が不用になった時は霊園側に返すことになります。墓石などを完全に撤去し、現状復帰が基本となります。また永代使用料はほとんどの霊園で戻ってきません。

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お墓の造り・歴史

原石
墓石に用いられる石は、花崗岩、斑れい岩、閃緑岩などが大部分を占めています。 これらは一般にみかげ石と呼ばわるもので硬度で風化に強く、磨くと光沢が出るのが共通した性質です。しかし需要の増大と産出量の減少から、通年は輸入石材の占める割合が全体の約半分に及んでいま。石は石質が均一でキズやムラのない粘りのある石がよいとされていますが、その良し悪しは判りにくいものなのです。
原石

墓石の歴史
墓石として用いられる石塔は、そもそも仏塔(仏舎利を納めておく建物)を模倣して造られたとされています。墓標として使われ始めてから石造美術の発達によりさまざまな形のものが造られ、代表的な墓石としては五輪塔、宝篋印塔があります。
お墓の歴史

最近よく耳にする寿陵(じゅりょう)とは何ですか?
生前にお墓を建てることを寿陵といいます。戒名や建立者の文字が朱色のお墓を見かけられたら、それが寿陵です。現在では地域によっては寿陵の占める割合が70%以上の霊園もあるそうです。今、寿陵が増えているのは日本が世界一の長寿国になったことにも関係があると思われます。かつての日本人は生きることに精一杯で、自分の死後を考える余裕などなかったわけです。寿陵の増加は、人々が来世を考えるゆとりを持ち始めたということで、豊かな文化のパロメー夕ーでもあります。

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その他よくある質問

子供のいない夫婦、シングルでもお墓をもてるのですか?
お墓はこれまで代々受け継がれるものと考えられてきましたが、核家族化、少子化、シングルの増加、ライフスタイルの変化などによって、従来のお墓では時代のニーズに応えられなくなってきました。子供のいないご夫婦やシングルの方向けの夫婦墓や個人墓といった永代供養墓があります。それらはお寺や管理者が責任を持って供養してくれるので安心してお墓がもてます。

お盆に家族揃ってお墓参りをするのはなぜですか?
お盆はお墓にいらっしゃもご先祖様を我が家にお迎えし、家族と共に過ごす行事です。ですから、ご家族そろってお墓参りをして、ご先祖様をお迎えするための迎え火を、お墓の灯明からいただいてくるという慣習が昔からあるんですねこ-お盆の初日にはぜひ一家そろってお墓参りをして、お墓の精霊を心よりお迎えしましょう。お墓は家族の和をつくり、仲良く暮らすためにも大切なものなんですね。

好きな形でお墓を建てても良いのですか?
お墓の形に関する決まりはありません。お墓は来世の自分の家でもあります。建てる人の感性や価値観に合った、その人らしいデザインの墓石も良いと思います。これまでは、お墓は祖先や故人の霊を慰める供養のためのものでした。ところが、寿陵が増えた昨今では、人々は生前に自分自身でお墓を建てます。こうした建墓者は、画一的な従来の和型三段墓よりも、自分らしさを大切にした、オリジナルデザインのお墓を求める傾向にあります。お墓にも個性化の時代がきたということでしょうか。但し霊園によって規制があることがありますのでご相談下さい。
家紋

墓所の手入れ
お墓参りには雑巾やブラシを用意して、石碑に刻まれた文字の中をブラシで磨き、香炉や花立てなどのゴミを取りはらい、線香のシミや鳥のフンなどはかたく絞った雑巾でふき取ります。(あまり水をかけすぎると苔などが生えるので石、によくない。)古くなった塔婆は所定の場所に片付け、植木の剪定もお隣の迷惑とならぬよう心掛けます。
また、花筒の破損や玉砂利が減ってしまった等、修理を要する点、お気付きの点がありましたらお気軽に当社へお申し付けください。

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